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年末年始の帰省で腰痛を悪化させない “正しい座り方” のコツ|白金高輪やまと整形外科

年末年始は、車・電車・飛行機などで長時間移動する機会が増える季節です。
「帰省するたびに腰が痛くなる」
「移動のあとは必ずぎっくり腰になる」
このような声は、外来でも非常に多く聞かれます。

今回は、 移動中でも腰への負担を最小限に抑える “座り方のコツ” を専門医の視点から分かりやすく解説 します。


なぜ長時間の移動で腰痛が悪化するのか?

腰痛の原因の多くは、
「腰椎と周囲の筋肉・靭帯への持続的なストレス」 です。

特に年末年始の移動では次のような要因が重なります。

  • 椅子が身体に合っていない(車・新幹線・飛行機)

  • 前かがみ姿勢でのスマホ操作

  • 振動による筋肉の緊張

  • 寒さによる血流低下

これらが積み重なり、
腰椎の関節(椎間関節)・椎間板・筋膜 に負担がかかることで痛みが強くなってしまいます。


腰痛を悪化させない“正しい座り方”のコツ

①深く座って、骨盤を立てる

シートに浅く座ると骨盤が後ろに倒れ、腰が丸くなり負担増。
最初に 「お尻をシートの奥まで入れる」 が最重要ポイントです。

その上で、
軽く胸を張り、骨盤を立てる(前に起こす)姿勢 を作ると腰の自然なカーブが保たれます。


②腰とシートの隙間にタオルを入れる(超おすすめ)

簡単で効果抜群の方法です。

  • 小さめのタオルを折りたたむ

  • 腰の後ろ(腰椎のカーブ)に差し込む

これだけで腰への負担が大きく減ります。
「腰痛持ちの方は移動の必須アイテム」です。


③膝の角度は90〜100度

膝が高すぎたり低すぎたりすると、骨盤の角度が乱れます。
足裏がしっかり床につく状態をキープしましょう。

  • 新幹線 → 足台を使うと楽

  • 車 → シートの高さや角度を調整


④荷物は膝の上に置かない

重い荷物を体の上に置くと、自然と背中が丸まり腰痛が悪化します。
足元または棚に置きましょう。


⑤30〜45分に1回は姿勢を変える

ずっと同じ姿勢は腰痛の最大の敵です。

  • 少し背もたれを倒す

  • 逆に起こす

  • 軽く左右に体をひねる

飛行機・新幹線なら、1〜2時間に1回は軽く立って歩く とさらにGood。


移動中にできる腰痛予防エクササイズ

● 腰ひねりストレッチ(座ったままでOK)

  1. 右手を左太ももに置く

  2. 軽く体を左にひねる

  3. 10秒キープ
    → 反対も行う

腰の筋肉の緊張がやわらぎます。


● もも裏(ハムストリング)のストレッチ

もも裏が硬い人は腰への負担が大きくなります。

  • 膝を軽く伸ばし、つま先を上げる

  • 前に倒れすぎないよう軽く伸ばす

移動前・移動後に行うとさらに効果的です。


座り方より大事なこと:寒さ対策

冬は寒さから筋肉が硬くなり、腰痛が悪化しやすい時期です。

  • ひざ掛け

  • ホッカイロ

  • 腰回りの保温

この3つは腰痛予防に非常に有効です。
車の場合はシートヒーターもおすすめです。


ぎっくり腰を防ぐ“最後のポイント”

年末年始は、

  • 長時間移動

  • 大掃除

  • 荷物の運搬

  • 子どもを抱っこ

など、腰に負担が集中する時期です。

移動後は必ず5分だけストレッチ を行い、筋肉の緊張を取りましょう。
外来でも「移動後のケアが一番大事」とお伝えしています。


腰痛が強い・しびれがある方は当院へ

移動後に

  • 腰が抜けるように痛い

  • 足にしびれや重さが出てきた

  • ぎっくり腰を繰り返している

という場合は、腰椎周囲の炎症や神経の圧迫が原因の可能性があります。

当院では、

  • レントゲン検査

  • 超音波(エコー)検査

  • 神経根ブロック

  • リハビリテーション

など、症状に合わせた治療が可能です。

お気軽にご相談ください。